インプラント除去
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インプラント周囲炎などにより炎症を起こしているインプラント体を取り除くことで、感染の拡大や周囲の骨への影響を抑えられる可能性があります。

インプラントのぐらつきや、それに伴う痛み・違和感などの症状が軽減されることがあります。

問題のあるインプラントを除去した後、骨の治癒を待つことで、再インプラントや入れ歯など次の治療に移行しやすくなります。

手術に伴い、痛み、腫れ、出血、内出血などが生じることがあります。骨と強く結合しているインプラントの場合、周囲の骨を削る必要があり、負担が大きくなることもあります。

除去後は骨の回復を待つ期間が必要となるため、次の治療へ移行するまでに時間がかかることがあります。

インプラントが神経に近い位置にある場合、除去時に神経へ影響が及び、一時的または永続的にしびれが生じる可能性があります。

インプラント周囲炎などの炎症や不具合に対する治療として除去が行われる場合、保険が適用されることがあります。この場合、患者さんの自己負担割合（1〜3割）に応じた費用となります。

費用目安：数千円〜数万円程度

保険適用外の方法で除去を行う場合や、除去と同時に自費での骨造成などの処置を行う場合は、自由診療となります。

費用の目安：1本あたり 5万円〜20万円程度

実際の費用は、インプラントと骨の結合状態、使用する器具、併せて行う処置の内容などによって変動します。

インプラント周囲炎の進行や、インプラント体・上部構造の破折などにより、継続使用が難しいと診断された場合には、除去処置が保険診療として扱われることがあります。

審美的な理由や患者さんの希望による除去、また除去と同時に行う骨造成や再生療法など、保険診療の範囲外の処置が含まれる場合は、自由診療となることが一般的です。

保険適用の可否や費用は、処置内容や医療機関の判断によって異なるため、事前に歯科医院で確認することが大切です。

術後は指示された薬の服用や安静を守ることが重要です。喫煙は治癒を遅らせる要因となるため、一定期間控える必要があります。

インプラント除去後は欠損状態となるため、再インプラントや入れ歯、ブリッジなど、今後の治療方針について歯科医師と相談することが大切です。

インプラントの状態や位置によっては処置の難易度が高くなるため、対応可能な設備や体制が整っているかを事前に確認しておくと安心です。